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HinoSamurai.org - イベント - 無題(2010年1月30日)日本モーターレース、創造の軌跡(塩澤 進午著)、創造の軌跡から学ぶ - 不景気を吹っ飛ばせ!
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イベント - 番外編(2010年1月30日)

日本モーターレース、創造の軌跡(塩澤 進午著)

創造の軌跡から学ぶ - 不景気を吹っ飛ばせ!


 早く手にして読破したいと思っていた塩澤 進午氏の「日本モーターレース、創造の軌跡」、何故かアマゾンでは少し前から取り扱いが中止されていました(1月31日、チェックしましたら再開されたようです)。幸い、出先の帰りに豊洲の紀伊国屋に寄りましたら運良くて購入出来ました。特に日野との接点があった氏の実録は以前オートスポーツ誌に連載されてました。それが加筆&修正をしてひとまとめとなり出版社を新たに販売となりました。単行本は以前から期待しておりましたので誠にうれしいものです。

 日野&コンテッサやサムライ関係については氏からのお話しが記述されており30年以上前にお聞きしたことが誌面に一字一句全く同じように再現されており,歴史上の当事者のご意見が活字になったことは今後の参照に大いに活用させていただきたいと思います。

 日本のモーターレースについてはそれそのものをけん引されていたご本人のご意見が記述されており、当事者側の事情&主張を知るにはこれ以上の証言・記録はありません。多くの人に対して1960〜70年代の重要なレファレンスになるものと思います。

 随所に見られる氏のご意見は誠に正論であり、それは日本的な慣習とも言える革新(変化やチェンジ)を避ける、または馴れ合いだけが事を運んで、また文化&文明なしに、そして正しい方向を避けるが如くのようなやり方は常に氏の志しに反してほんろうされていたようです。記述の「世の中には自分の立場を中心に考えて勉強がよく出来ても頭の悪い、感の悪い人間が中心になってこれに同じ類いの人間が加わって指導的立場に居直った時に、コネ社会が出来上がり、ごく一部の幸せ者と全般的な不幸が始まります。そして、閉塞が訪れます。」は正にその通りであります。それは政治やビジネスの場面はしかり、我々趣味の世界である旧車の集まり、例えばクラブ組織なども全くもってそのようであります。日本的な権利・組織モデルを刺すにはこれ以上の表現はないと感激しました。

 特にこの単行本で加えられた“「序」にかえて”の8頁は、氏の「命」を正にぶつけたものと推測します。これは単にモータースポーツファンのみならず一般のビジネス現場でも有益と思うものです。その意味ではこの単行本に一冊にまとめられた内容は単にクルマ趣味の人々にだけではなく、氏の正論は「「序」にかえて」から理解出来るようにそれは今でも正論であり、すなわち古典的な日本的手法(政府&大組織、そして群れで行動)は何の益が得られるものでなく、それは多くの人々に学んで実践していただきたいと考えます。その意味でこの単行本はクルマ関係者のみならず一般ビジネスマンや経営者が読まなければならない重要な書籍と考え、上記のサブタイトルに「創造の軌跡から学ぶ - 不景気を吹っ飛ばせ!」としました。

 最後に願わくば、この単行本は重要なる書籍として出版社に大いなる苦言を二つ呈します。

 一つはおそらくこの本を読んで塩澤氏の「軌跡」を正確に理解出来るかが疑問です。書かれている内容を時系列に頭の中で前後の関係を整理することが難しい構成となっており、さらに当時のレース、特に米国の事情&単語(用語)にかなりの予備知識をもっていることが必要であります。企画・構成そして編集の際にこれらへの配慮が絶対的に欠けていたと考えます。それは出版ビジネスのプロである出版社が責任を追うものです。これがオートスポーツ誌のように専門誌での連載であれば問題は小さいしょう。しかしこれは一冊の中に全てのストーリーをまとめ上げた単行本なのです。

 二つ目は誤字・脱字といえるミスが随所にあります。一度なりとも雑誌でも著述を経験しておれば誰でも解ることですが、この単行本は初稿で修正されるべきレベルのミスが見受けられます。解り易く言い方をすれば常識ある出版社・編集者ならばこのようことはありえないと言うことです。どのような過程でそうなったかは解りませんが、それは出版社の品質、さらに品格を表すものであり、経営者の姿勢そのものを問うものです。

 これらの意味で最後に「この重要な書籍を即刻回収&改修すべきである」として反省&良識ある行動を切望します。

出版社はこの重要な書籍を即刻回収&改修すべきである!

著書の中にあるトヨタ第4技術部からベンチテストを受けたばかりのまだアルミブロックに温もりのある6基のクラウン8用の軽量なVG10 V8 エンジン(2600cc)はこの日野プロト(J494)のシャシーに搭載された。ボディは氏による新設計のオープンボディ。
豊田工場に行った際の500本ものグッドイヤーとファイアストーンを見た氏は「ああ、ダメだ。とても戦えない」と、日野では4本のファイアストーンを借り出すのさえ大変だったことを述懐しているのは印象深い。

デル・ダンディ・ツーリング
コンテッサ1300にトヨタ製 VG10 V8 2600ccを搭載
(上記の6基の中の一つはこの様にもなった)
ポルシェの性能を越えることをターゲットに市販をも目指す。排気量&出力共に倍にも関わらずこのオールアルミのVG10(ビュイック設計のF-85用のオールアルミエンジン(215)を模したと云われる)は日野初の自社設計の無骨なGR100(1251cc)エンジンより僅か10kgしか重くなかったのだ。

本ページへのコメント&意見はこちら迄 (実名表記にて)

(江澤:サイトオーナー、オリジナル:20100130)
(20100207Modified)

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